今朝9時から、かかりつけ医での季節性インフルエンザの予防接種予約が始まりました。
基本はFAX、ということなのですが、我が家はFAXがないので直接窓口に。
ゆぅを連れて行かなければならないので、ちょっと躊躇しましたが、
これも健康に過ごすため、と9時直後に病院に行くと。

受付の前に行列。
受付の人は電話対応でおおわらわ。
仕方ないのでそこにあった申し込み用紙に記入して列に並びましたが、
わたしの番になって、電話がばんばんかかってきて、
そうこうしている間に、横から申込書を受付に渡してしまう人も現れ…
やっと出せたと思ったら、「お母さんの分はお受けしますが、
お父さんは、他の病院で受けてください」といわれる始末。
確保できる本数が限られているから、という趣旨は分かるんですが、
一番外に出てるお父さんから接種したいくらいなんですけど…

病院を出て歩いていると、後ろから保育園ママ友の声が。
同じ病院に通っているのですが、FAXが全然つながらないので、
仕方なく仕事前に窓口に出しにきた、と言っていました。
こういうことでも、実際以上に危機感が煽られてるなぁって思いました。
窓口の人も、「今日中ならまだ全然大丈夫ですよ」って言ってたけど、
実際にFAXがつながらない、窓口が行列、親の接種は母親限定となっていれば、
「ああ、ワクチン少ないんだわ。うちも早くしなくちゃ」って思っちゃいますもんね。
かくいうわたしも、受付開始早々に病院に行ったわけだし。
新型インフルエンザの予約も、まだなんかよく分からないし、
ますます危機感が募って、製薬会社はウハウハなんだろうなぁ～なんて思いました。

今、世界中で一番偉いのは製薬会社なんじゃないだろうか、って思いますね。
世界中の命を握っている、というか。
どこにワクチンを渡すのか、つまり誰を生かすかは製薬会社の決定しだい。
ちょっと前に、そんな設定の悪者が出てくるドラマがありましたね。
みんながこぞってワクチンの奪い合いして、お金はばんばん入ってくるし、
「副作用が起きても会社は責任持ちません」って公言できるし、
（もちろん安全性より生産量を優先しろ、って言われてるからなんですが）
そのうえ、「今自分たちが世界を救うのだ！」っていう使命感もあって、
製薬会社の人たち（お偉いさんは特に）は楽しくてたまらないだろうなぁって思います。
今回は弱毒性ですが、それでこの騒ぎなのだから、強毒性だったらどうなっていたことか…
たぶん、「死ななければ多少障害が残っても…」っていう発想まで行きそうな気がします。
危機感ってどんどん倍加して、冷静な判断ができなくなるから怖いですね。
こういうときこそ、マスコミは「冷静な行動を」ってキャンペーン張ってほしいんですが、
今朝の新聞には「予防接種をしていれば死亡率が格段に下がる」との記事があって、
ますます接種熱を煽っている感じがしました。
もちろん、それが事実なんだとは思うんですが、もうちょっと気を使ってもいいのに…

かくいうわたしは、他人のペースにつられて「わー！」ってなっちゃうほうなので、
煽られないように気をつけなくちゃなぁって、自分に言い聞かせるいい機会になりました。